●平成24年度渋谷区秋季剣道大会

2012年10月28日(日)、11月第1週の休日が多かった秋の大会が、久々に10月に行われた。昨年は、3.11が起こったことで、春の大会が秋に延期されるなど、秋には試合が続き、さらに、合気道と剣道の審査が重なり、怒涛の11月だった。あれから1年。今年は何事もなかったように秋の大会が行なわれた。個人戦の対戦相手は同じ四段だが、1回戦も2回戦も延長で、コテで勝ちメンで負けた。疲れも慢性化してはいるが、動くわりには技が決まらず、ダラダラと延長戦を繰り返した。試合中に気を抜いて休んでいるのだろうか。とにかく、集中とメリハリに欠ける。団体戦は、先鋒は四段審査受験中で三段のKさん、次鋒が体調不良による当日キャンセルのため、急きょ、当日参加で個人戦優勝経験者のYさん、そして、定番の女子Bチーム大将の私。当日にメンバーのやり繰りができるところが、地区大会の良いところ。わが金王女子Bチームは3回戦まで進むが、NTT女子Bチームに2-1で負け。それにしても、渋谷区の地区大会で異変が起きた。私が大会に参加して7年。これまでは道場や高校生との対抗試合で、金王道場が男女とも輝かしい業績を残してきた渋谷地区の剣道大会。そこに、2年前“打倒金王!”とばかり、R剣友会が男子チームを結成し、とうとう金王男子Aチームを破って優勝したのだ。そして昨年、その新参チームを打倒すべくNTTが立ち上がり、オリジナルチームを結成して、新参チームを破り優勝した。今秋は、金王男子が7チーム、NTT男子チーム、R剣友会が4チームの揃い踏みで、金王は益々優勝が難しい状況になった。その上、NTT女子も若々しい20代前半の2チームを結成してのアベック参加で、渋谷地区剣道大会は、実業団NTTの参入によりハイレベルになってしまったのだ。金王道場の選手は高齢化もあって、今後は道場での稽古内容の抜本的な見直しなどの対策を練らねばならないだろう。

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