●第34回全日本高齢者武道大会〔剣道〕(2)

大会当日(月)は有給休暇を取り、神保町駅から武道館までタクシーで行こうとしたら、ご年配の男性が竹刀袋を持って立っていたので一緒に乗ることに。正面玄関で受付をし、地下の女子更衣室で着替えて、プログラムの試合会場を確認する。午前9時の開会式の後は形の演武。日本剣道形、居合、銃剣道と続く。試合開始は10時頃。剣道と銃剣道が混ざり合いながら進む。女子総合トーナメントのみエントリーされていると思っていたら、男女混合リーグ戦のC組(55~64歳)にも名前の記載があり、早めにランチを取り、正午頃にようやく女子の試合が2つの会場で始まった。例年女子の試合はランチタイムに行なわれるとのことで、試合が中断された静まり返った会場には、シニア女子の気勢が響き始めた。第2会場の私は5試合目。相手は東京のYさん。落ち着いて攻めて行くことを心がけ、テーブル・オフィシャルには審判の千葉仁先生(八段範士)が見ていることも確認して、気合十分で臨んだ。気迫の攻めの姿勢で、ジリジリ行くのだが、アピールしているわりにはなかなかメンが打ち込めない。試合時間2分で延長なしの結果は判定勝ち。2回戦目の相手は新潟のSさん。50代とは思えないパワフルなキビキビ感を意識して、2-0でメンとヒキメンが決まった。3回戦目は東京のSさん。相手の雰囲気はテクニシャン風味。集中していたと思ったが、コテとメンを取られた。間もなく55~64歳の混合戦が隣のコートで始まり、一人目は女性で大阪のKさん。攻めのメンで勝った。二人目は神奈川の男性M氏で、始終ニヤニヤしながら舐めた試合をしてくるので気持ちが悪いし、大振りで雑な剣道の上、身体で押してくるので、私は場外となりそのまま反則負け。5人と対戦できた大会として充実感はあるが、最後のオジサンとの試合は最悪だった。とにかく来年以降も出場することにし、金王道場の友川紘一先生(八段教士)にご挨拶して、武道館を後にした。

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