●第46回全国空手道選手権大会(所属会派編/連合会)(2)

2008年10月12日(日)午後2時過ぎ。一回戦不戦勝となった私の第一戦目は、連合会の看板選手であり、現ナショナルチーム60kg超の組手選抜選手の本間絵美子さん。本間さんを初めて見たのは、2005年12月のNHK教育TVの録画。第33回全日本空手道選手権大会の組手女子決勝だった。その年本間さんは、全日本選手権で初優勝。職人のような渋くて上手い組手をする選手だな~と、私はファンになった。それ以降の全日本選手権でも毎年決勝に勝ち上がり、惜しくも準優勝が続いている本間さん。そのTVの中の優勝選手が今、隣に座っている! そして、今回の大会トーナメントではK-2の私が一回戦を勝てば、K-1の本間さんと対戦できる…。それが、一回戦不戦勝によって実現したのだ! 対戦直前だというのに、試合開始前の待機中に、ミーハー気分でベラベラ喋る私。本間さんにとっては余裕の大会ということもあってか、本当に一つ一つ丁寧に答えてくれる。さあ、2回戦の始まり。最初は本間さんVS私。本間さんは娘と同じ歳だといわれた関東のオバチャンとの対戦。本間さんと同じレベルならともかく、学連の経験がまったくない素人上がりのレベルでは、かえって試合がしにくいだろう。私は対戦できる喜びでウキウキ。とにかく前に前に攻めるのみ。とうとう背刀で1ポイントをきれいにGET! 現ナショナルチームのベテラン選手から1ポイント取ったのだ! 快挙に自画自賛! 昨年のこの大会で私が対戦したのは、同年代のバリバリの大阪オバチャンのKさん。前半優位に戦った私も、後半自滅した悔しい試合だった。試合後にKさんが、マスターズの優勝者だったことを知った。そのKさんからも背刀を1ポイントきれいに取れて、その決定的写真を翌年の年賀状にしたくらい、私の得意技となった「背刀」。そして今年。背刀以外にはポイントはまったく取れない。やはり本間さんのレベルは違う。

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