●第56回荒川区民体育大会秋季大会

2006年9月24日(日)午前9時30分開会。荒川区立総合体育館小体育室にて、区大会が開催された。私が参加している公式の大会では、最も小さい規模。空手を始めた3年前には記録係りとして参加し、選手としては今回で3回目。1回目は自信満々だったのがストレートで負けて、そのショックで7カ月間の稽古のブランクになり、2回目の昨年は敢闘賞をいただいた。この大会は毎年参加者が減っている。少子化もあるし、成人の参加者も減ってきている。今年は参加している主力会派の大会が重なって、さらに少なかった。形は成年の部が男女混合戦でも8名。一般女子(高校生以上)組手は3名の総当たり戦。形はセーパイで臨むがミスしてしまった。組手は早い突きの元気な大学生に1ポイントしか取れず、もう一人の毎年参加して入賞する方には勝ち、準優勝となった。形競技は2回戦までは第1指定形と第2指定形から選び、3回戦以降は、各流派の自由形・得意形を選ぶというシステムが定着してきている。全空連が定めた指定形とは、四大流派である剛柔・糸東・松涛・和道のそれぞれから選ばれた形を盛り込んでいるもので、第1指定形は、セーパイ、サイファ、ジオン、カンクウダイ、セイエンチン、バッサイダイ、セイシャン、チントウ。第2指定形は、クルルンファ、セイサン、カンクウショウ、エンピ、マツムラローハイ、ニーパイポ、ニーセーシー、クーシャンクーである。最近の全国大会優勝者の形は、糸東流の「チャタンヤラ・クーシャンクー」、劉衛流・糸東流の「アーナン」、剛柔流・糸東流の「スーパーリンペイ」が圧倒的に多い。この形のレベルは実質3段以上だ。小さい大会では、競技での勝負を先行させることにより、実力以上の形を覚える矛盾も起こる。私がたまたま通った道場が剛柔流で、その形のスタイルが好きだし、覚える種類も多くないこと、見栄えのする形であることは、幸運だった。

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