●第13回東京都シニアオープン空手道大会

2006年10月1日(日)午前10時開会の会場は、新宿コズミックスポーツセンター。最寄りのJR新大久保駅で道を聞いたら、結構歩くというのでタクシーで向った。この大会は、中高年の空手道愛好家が13年前に始めた小さな試合がきっかけで、第1回目から、この会場で行われているという。現在は「東京都シニア空手道大会運営委員会」という組織を設置するに至り、「30歳を過ぎて空手を始めた者で、40歳以上の者が出場、現在も懸命に努力を続けている者」が参加資格となっている。団体戦もあり、男女合わせて200名以上が参加している。居串会では、私と43歳のH氏が初参加。ゼッケンが面白い。40代は松、50代は竹、60代は梅が番号の前に付く。それならば、高齢者に敬意を払って、60代以上が"松"ではないか(笑)。それにしても、会場は熱気ムンムン、やる気マンマンの空気。私は午前中の形はセイパイで臨んだ。形競技のためにセイパイとセイサンの練習をしていたにもかかわらず、本番で一瞬のミスがあり、1回戦突破できず。大会参加者は、さすがに40代が多く、若々しい競技をする。形では、50代どころか、70代ではないかと思える年配の女性も参加していた。なんとも味のある形を拝見し、私も大会最高齢といわれるまで参加し続けたいと思った。さて、午後の組手でも私は勝てなかった。30歳を過ぎて始めたにもかかわらず、予想以上にバリバリ稽古しているシニアが多いことを知り、励みと同時に、もっと稽古しないと勝ち進めないこともわかった。30歳を過ぎて、新たに始めるスポーツとして、ゴルフや山登りは一般的に多いけれども、武道は、歳を取ってからも続けられるスポーツの代表格。空手の組手は、その中でも激しい競技だ。私が40代で参加できるのは、あと2年。最高齢で戦う相手がいなくなるまで参加し続けて、このシニアの大会で実績を残したいと思う(苦笑)。

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