●川辺小都子さんの個人レッスン【2】2013/8/17(土)

10:00~10:30の予約。お盆の夏期休暇中でのレッスン。フリーランスの川辺さんにとっては、サラリーマンの夏休みは無関係。10:00~16:00まで30分単位で休みなしでレッスンして働く。30分程早めに到着したので、廊下で待っていると、演劇集団「Lingua Franca」代表の柏原さんが、このスタジオで働いていることもあり、5月にLingua Franca(リンガフランカ)とBergamot(ベルガモット)のコラボレーションによるリンガベルのワークショップに参加した私を覚えてくれていて、立ち話となった。私の中にモヤモヤしたものがあって、表現者の彼に向かって解き放つように、いろいろ問いかけをしながら話し込んだ。特に、「地(本性)を出す」とは何か?という質問に、柏原さんは「心を開くこと」と、そのスッキリした回答に感動。さて、2回目のレッスンは前回同様、山村慕鳥『ちるちるみちる』の「星の国」。1ヶ月に1回の語りレッスンで、間も空いてしまうが、今回はこの文章を修了したいと思って臨んだ。今回は最初の一行から、川辺さんの細かいダメ出しが続く。グループレッスンでも個人レッスンでも、自ら学ぼうとしてチャレンジしていることで、上手くない部分があれば、その下手な部分に気づき、気づかされ、見直し、修正する作業となるわけで、“語り”のように、自己表現そのものの場合、当然それは現時点の自分と過去を振り返ることにもなって、単純で簡単なことであっても、私の場合、自分探しのような状況にもなる。特に下手な部分というのは、自分の中でもイヤなことや苦手なことが重なるものだ。自分としては恥ずかしさを捨てて、できるだけ意識化・区別化して、台詞を読んだつもりだが、はたから見れば少々の違いでしか聞こえていないのだろう。日常の中でのやり取りも、少々大げさなお礼を言われたからといって気を悪くする人はいないだろう。むしろ、お礼が足りない場合の方が多いのが現実のコミュニケーション。そんなことを思いながら、2回目を終了した。

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