●東京アナウンスアカデミー(TAA)への願書

新年の抱負を書き出していた2009年1月2日の夜、ほろ酔いの勢いに後押しされて投函した入学願書の返事が、7日に届いた。年末に取り寄せていたTAAの学校案内。TAAのことは、20歳から22歳まで通っていた放送制作の専門学校時代から知っていた。当時の私は、写真や放送という映像に興味があった若者で、放送番組の演出・脚本コースを選んでいたが、ラジオ番組制作の授業の際は、女の子ということもあってか、アナウンスを担当させられた。私は女の子っぽいキャラではないが、声が良いと好評で、ラジオの授業も予想以上に面白かった。ラジオの思い出は、大ブームだった深夜放送に、3つ上の当時高校受験の姉がどっぷりハマっているのを見て警戒したくらいだったが、小学校5,6年生の頃に遡ると、昼休みの放送で、クラスの中で気取っていて嫌われ者の女の子を「キドリー婦人の食事」として出演させ、セリフだけでなくナイフとフォークや食器の音で効果音を出し、それが好評だったことを思い出した。ラジオ端末は、ソニースカイセンサー5900を購入…。それから30年以上が経って、私の声といえば、運動部に所属して大声を出してきたせいか、未だによく通る大きな声と周囲から言われ、その間の私は、たまに歌うカラオケの歌声やここ2年間続けている土日の仕事(携帯端末の登録センター)等で、一日80件以上の電話対応によって、社会人としての"喋り方"や何故か"色っぽいと言われる自分の声"について、これから生かしていくためにも、本格的に勉強したいと考えるようになっていた。

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