●3回目の五段審査

2016年11月19日(土)、綾瀬に向かう。朝から冷たい雨が降って寒い日の審査となった。4/16の審査は前日が引越となってキャンセルしたので、2月以来11カ月間あり、週1回の稽古と4試合と8/21の四・五段受審者講習会も受けて臨んだ。その間、8/5に母が亡くなり、右膝と右肘の痛みが増し、9月頃には左肘もテニス肘状態になったようで痛みが出てきた。それでも、できるだけ休まず稽古してきたが、敵はもはや体の痛み。痛みがなければ、審査のためにガツガツと稽古したいところだが、右膝が腫れているせいか正座はペタンとは座れず、普段は常に階段の下りが痛い状態である。審査では立ち膝蹲踞では不利と考え直して、一瞬でも蹲踞ができるように、10月からはロキソニン2錠の痛み止めを飲んで稽古することにした。加えて、膝や肘にもロキソニン湿布薬も貼って痛みを取るようにした。ロキソニンの錠剤を初めて飲んだが、痛みが和らぐのに1時間30分程かかるようで、これも審査当日の対策である。痛みによって膝を動かさないでいると、老廃物がどんどん溜まって悪循環にもなるらしい。今後も痛み止めを併用しながら、筋肉が落ちないようにするしかない。審査会場での順番は、50代2組の1番目で、2人連続の実技にはならず、最初と最後で間がある。前回の審査もそうだった。10時40分頃スタート。審査に並んでいるところから審査員の方々は見ているはずなので、静かに集中して蹲踞をする。対戦相手は、今回も男性2人。私は始終、落ち着いて対戦することはできた。前回は有効打突を取るまでに至らなかったが、今回はコテもかろうじて打つことができたが、メンを打たれている。手応えはあったが今回も不合格。身体の痛みは励みにはならず、剣道をどうしてやり続けるのかまで、考えてしまうこの頃。剣道に限らず、武道はやり続けたいが、それはなんのためか。自分をステップアップしたいという欲望であり目標なのだが…。

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