●平成23年度秋季渋谷区剣道大会(2)

午後の団体戦後半は、金王女子Bチームが準優勝。金王男子は7チームもあるため、体育館は"金王祭り"状態。男子Aチームは昨年のリベンジを果たし優勝。大会終了後、道場に防具を置きに行きつつ反省会に参加する。昨年は稽古不足の試合結果と過労で頭痛がして早々に帰宅したが、今回はそれなりに達成感もあるので、女子団体戦メンバーと打ち上げたかった。金王の反省会は、渋谷宮益坂のいつもの居酒屋が会場。とにかく毎回大盛り上がり。一次会しか参加したことはないが、よく呑み・よく喋る。とにかくみんな剣道にハマっている。試合参加者はどこでもだれでもみんな剣道が大好きなのだ。今年は金王道場での稽古と11月の2つの試合を通して、剣道や道場への愛着が増し視野が広がった気がする。2つの試合は、勝つという気持ちより審査前の今年の仕上げという意識が強かったせいか、勝負モードには欠けていた。審査と試合(勝負)の剣道は違うとも云われるが、やはり試合で勝てば、快感が残り、モチベーションも上がるし励みになる。自分の剣道を求めることは審査をクリアすることに重なるので、勝負モードを意識することが私には難しい。審査はレベルアップの方向性、試合は勝負(損得のような)をつけるという発想。ベクトルが違うことは確かだ。日々の稽古は基本を中心に積み重ねの鍛錬だとして、試合と勝負は応用編。基本しかしていないから"勝てない"では意味は違う。応用力・イメージ力をつけていくことは自分の責任であり能力であり課題であり人生そのものだろう。まさに実力をつけていく作業は、自分の道。正しい剣道をすること、強くなっていくとは、勝てる剣道とイコールになっていくはず。金王道場に所属して丸6年。今年は四段の審査と現状のレベルおよびスケールアップの示唆を受けたようで、次のステージに明快に切り替わった気がする。あとは審査を残すのみ。

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