●平成20年度渋谷区春季剣道大会

2008年5月4日(日)春の大会。今回の団体戦は、金王道場の優勝候補のBチームのメンバーが足らず、私が大将に加わることになった。同じ道場に所属しているとはいえ、今回の強豪メンバーに、年長者の新人がお邪魔するという感じだ。私としては申し訳ないくらいだが、たくさん試合ができるチャンス。午前中は個人戦。一勝一敗。昼休みに仲間と切り返しなどして、身体を動かす。午後は、団体戦。先鋒は20代半ばで四段のKさん、中堅は神奈川県では名を馳せた長身で五段のSさん、大将は私で二段。中堅のKさんはカゼをひいていて、個人戦をキャンセルして団体戦に臨むとのこと。先鋒のKさんが2回戦の試合中に捻挫をしてしまい、それ以降は勝てず。3回戦目に、それまで一勝もできなかった私が同点で迎えた大将戦。2本勝ちで、団体戦3位になった。しかし、優勝目指していた不調の他二人は第3位に不本意そう…。私は初めての賞品(竹刀の竹のみ)をいただき素直に嬉しかったが、このレベル差では前途多難だ。それにしても、個人戦と団体戦の違いは何だろう。トーナメントの駆け引きと、個々に戦うとしてもチームの一体感は試合に影響を及ぼす。馴染めるか馴染めないか、仲間意識があるかないか。団体戦チームとしての共通の稽古をしているかどうか。テニスなどのダブルスは共にリアルタイムに戦う競技。バスケットボールはまったくのチームプレー。武道の団体戦とは何か。試合に人が足りなくて前日、当日にチーム入りすることも、小さい大会では多々あることかもしれない。それでも個人として勝ち、チームの成績に貢献して、勝ち進む結果を出せたことにこしたことはない。他の金王女子Aチームは優勝。男子チームも優勝。渋谷区の金王道場は素晴らしい。帰り道、戴いた賞品の竹刀が軽い。男性並みの重さの三八の竹刀を使っている私としては物足りない重さだが、次回の試合に使ってみよう。

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