●33年ぶりの昇段審査(1)

2006年6月18日(日)は、午前9時から剣道の昇段審査が渋谷区スポーツセンターで行われ、午後3時からは台東区の東京蔵前体育館でマスターズの空手の選考会があった。ダブルヘッダーの当日は、あまりにも準備不足なので昇段審査か選考会のどちらかキャンセルしようかと、朝になっても迷った。とにかく参加できる大会は参加したいと思って申し込んでいる今年だが、実際やりこなすのは至難の業。昨年12月に、渋谷にある金王道場へ見学に行き、今年1月8日に入会し、22年振りに稽古衣を着て稽古を再開した剣道。竹刀が重く感じ、素振りさえも肩が痛かった。道場には、稽古日の木土日のうち日曜日の午前中に通う。防具ができるまで少年少女部と一緒に基本稽古をすることにし、稽古始は礼の仕方から教えて戴いた。3、4回通った頃に、待望の防具ができあがり、3月12日から防具を付けての稽古になった。最初の日は、面打ちなどの打ち込みの基本稽古の後の掛かり稽古1回でゼイゼイと息が切れて身体が動かず、スポーツドリンクを飲んで終わりという状態だった。身軽な空手と違って、剣道の防具の重さの障害というか、剣道の運動量の多さを改めて実感。それでも、毎回掛かり稽古の数を増やしていき、5月には休憩も取らずに稽古のすべてついていけるようになった。今年の目標は、まず二段を取得すること。6月の昇段試験があると聞いて申し込みをした。実技は慣れてきたが、「型」を練習していない。道場の師範に相談し、半日特訓を2,3回受け、ビデオテープを借り、自宅練習となった。初段は覚える型が3本と少ないけれど、あの頃は準備ができていた。“型”というのは、教本やテープを見ているだけでは覚えない、何度も繰り返して身体で覚えるものと、改めて感じた。それにしても、二段を受けるために、5~7本の型を覚えなくてはならないのに 、とうとう、審査当日まで覚え切れなかった。

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