●居串先生と子供達

第5回泉武会誠友連合小中学生空手道大会が、11月27日(日)荒川区立第四峡田小学校体育館で開催された。この小学校は私が所属している居串会の稽古場。大会実行委員長を居串先生が担当しているため、第1回からここが会場になっている。泉武会誠友連合は約6つの道場が集まって構成されおり、各道場の大人達は実行委員として参加し、私も初参加となった。ちなみに、居串先生は頼まれた役職等は断らないのが信条で、「逃げないできた成れの果てが俺だ」と豪語している。自営業の他に様々な役職の仕事に負われて年中多忙な様子。そのボランティア精神には脱帽だ。陽気で社交的だが、見た目は髭も似合う武道家の雰囲気。還暦を迎えてもお茶目で話しやすい感じがあって、私は学びやすく相性がいい。さて、会場。少子化の時代となって、部活動の種類も少なく、流行のスポーツを差し置いて、武道・空手を選んで習っている子供達。現代は陰湿なイジメ、虐待、幼児殺人事件等の子供達にとっては良い時代ではないせいか、習わせる親も真剣だ。それにしても、大人や親達は、自分を含め自分の子供や他人の子供達を危機から守るために一緒に武道を始めるという状況は作れないだろうか?子供と一緒に稽古すれば、親子の絆や地域住民のコミュニケーションも確実なものになるのに。不景気のときには格闘技が流行るのだろうか。最近はプロレス以外の格闘技のTV番組も増え、独身の若者や女性も格闘系のジムに通う人が増えているらしい。そんなことを思いながら、初めて型の演武を生で観る。國心館の佐藤さん(女性・3段)の「クルルンファ」。型分解は男(初段)女(2段)。私は子供達の賞状書きを頼まれて、筆ペンを走らせながら見ていた。書き損じは許されない。大会後の打ち上げ会で、先生方から拙い字を褒めていただいが、密かに書道の稽古も始めなければ…。

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