●他道場の見学

現在通っている荒川区町屋の剛柔流泉武会誠友連合「居串会」は、月・金曜日の夜が稽古日。稽古に週1回以上は通いたいと思い、曜日の重ならない都心部の他の剛柔流道場を、今春から探していた。インターネットで見つけたのは、「全日本空手道一友会」。NPO法人で、全日本空手道剛柔会(代表山口剛史)正式加盟団体。1977年江東区において故山口剛玄先生の設立許可を得て設立されたとのこと。一友会は、東京23区内に67の稽古場がある。私が通える道場は、水曜日の麻布支部と木曜日の青山支部。仕事場の銀座から日比谷線広尾駅および銀座線表参道駅に15分程で行くことができる。縁があって剛柔流の稽古を始めたのだから、流派を変えず剛柔流空手道を続けて極めることが今の目標。2005年8月10日(水)の今夜は、麻布支部を見学。ホームページを作成した寺島先生にご挨拶をする。先生は、20代?の若くキビキビとした好青年。麻布と青山、他3つの道場を担当しているとのこと。今夜の受講者は10名位。広尾という地域柄か、白人男性やその家族の子供達が半分を占める。それにしても、道場が違うとこんなにも教え方が違うのかと、改めて思う。居串先生から教えられたことは沢山ある。空手の話なのに、人生に当てはまることが多くて、何度も目頭が熱くなった2年半だった。子供のイジメのニュースが話題になると、「やられたら、一番強いヤツを一発殴ってやり返えせ。そして、逃げろ。やられっ放しでいるな。なんのために稽古しているのか!」という姿勢(教え)が新鮮で、私は気に入っている。現代は無差別の病的な事件が多い。女子供が危険を察知できて、無事逃れることができるようになるために、護身術として始めた武道の稽古が、その熱心さゆえに有段者となり、いざ危険な目に遭って見事に防衛したことが、有段者の過剰防衛として扱われるのだとしたら、その時は、断固!納得がいかない(苦笑)。

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