●参級の昇級審査

2010年11月25日(水)は参級の昇段審査。合気道の審査は五級、四級と3回目になる。審査の状況や環境にも慣れたせいか、今回は不安感がない。半年毎に行なわれる審査を目標に、毎回稽古終了後は補修をしてもらっていたし、自分でも参級の内容は覚えたという実感がある。完璧かといえば、それは昇級・昇段していく中で完成度を高めれば良いのだ。合気会本部道場では昇級審査は毎月、昇段審査は隔月と行なわれるので、稽古日数をクリアすれば、全国で一番早く昇級・昇段ができる。板橋区合気道連盟は6月と11月なので、最速でも黒帯までは3年近くかかる。私が所属している空手道場(居串会)の場合は、やはり半年毎に、大人は六級(紫帯)から始まり四級(緑帯)、二級・一級(茶帯)、初段(黒帯)で2年半近くかけて帯の色を変える。板橋区合気道連盟では、四級・五級は白帯で参級・弐級・壱級が茶帯の二色。級や段をほしがる者に真に強い立派な人はいないとも云われるが、私はまだまだ未熟者。自分の成長の目安や成長の目標としては欠かせない制度だ。今夜の大人の級審査は9名。参級は20代後半の男性と51歳の私。各級の内容すべてを演じるのではなく、師範が選んで告げられた技をする。今回初めての座技は一教を除く二教・三教・四教。なにより参級の審査内容にはない回転投げも出た。稽古はしていたので思わず苦笑の余裕。さらに「受け」とのタイミングのズレに動じないで自分のペースで演舞したつもり。総じてかなり落ち着いていたとの感想も先輩諸氏からいただいた。11月は剣道の秋季大会の結果に落ち込み、休んでいる空手をどうするかと気がかりがある中、合気道が今の自分に一番合っている気がしてきている。剣道で身に付けた剣のさばきと空手の身のこなしが合気道を活かしているし楽しい。試合と勝敗はなく、形の武道として演舞する合気道は武術から一番進化した武道なのかもしれない。

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