●第64回東京剣道祭

2024年4月7日(日)、東京武道館での恒例の大会。昨日の居合の試合後は篤志会の反省会には参加せず、この大会に臨んだ。今年、前期高齢者になったことを意識しすぎているかもしれないが、今月から他武道の稽古も週2日増やしたので、少しでも休養を取っていこうと思う。この剣道祭は1回の試合のみだが、西の京都大会に匹敵するためか東京都のスター選手も参加する大きな大会だ。私は錬士六段となって高段者の最初の段位に恥じない内容にしようという気持ちが、最近になって沸々と湧いているためか、早めに帰宅してこの大会に臨んだということである。六段になって三年目の今大会は、居合道範士八段の畠中先生も来賓として招待されて、剣道と居合の交流も感じられ、大会参加者も1,024名と回復してきている。プログラムの私の氏名も真ん中くらいに押しあがり、同時期に昇段した人との今回の組み合わせは西東京のM(女性)さん。しかし、欠席のため足立区の男性Iさん(同世代?)と組むことを試合会場で並んでいるときに係員に告げられた。男性と対戦する方が慣れているし、むしろ闘志が湧いて、胸を借りるつもりになれるから不思議だ。試合は格調ある内容には至らず、闘牛のような気合とアグレッシブな動きで引き分け。ひときわ目立つアピールはできたが、高段者の内容までの道のりは長い。昼過ぎに居合と杖道の公開演武があり、とても見ごたえがあった。この大会は七段が終わると高齢者の部と八段の部と続くが、高齢者の部を観ていて、昨年とはまったく違う印象を抱いた。加齢して高齢者になっても稽古するのは個人の自由である。しかし、いつまで大会に参加するのか、人前で試合をするのかを考えざるを得ない。今回は夕方の用事もあり、自分の気持ちの変化に戸惑いつつ、教士八段の演武の途中で帰宅した。

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