●二段の昇段審査

2017年3月5日(日)、快晴。東京武道館第二道場にて、居合道二段の審査である。2月18日(土)は4回目の剣道五段審査に受かり、一段落して受審できるが、五段審査が不合格になったとしても居合道は集中してクリアしようと思っていた。剣道五段の審査で実感できたことは、審査を待つ間はもちろん、会場に入ったらすべてが見られているということ。受付をして列に並んだ頃には、集中したその気が全身みなぎっていなければならないし、決して気を抜かないことだった。今更だけれど、今後すべてにこの確信を応用していこうと思っている。さて、審査。ちょうど一年前、第二道場で初段を受けた際、9時30分頃にはスタートして、午前中に発表があり登録料を払って帰宅できたが、今回の二段審査が始まったのは午後1時頃。三段に至っては午後3時頃になるので、朝から着替えて待つには長すぎる。審査は1チーム5名ずつで年齢順なので、私は最後から3番目のチーム。二段の指定技は、制定5本で、2・5・8・9・10本目。会場も審査も数を踏んでいるので冷静なつもりでいるが、指定技が2本目から始まったせいか、なかなか番号が頭に入らない。自分より前の受審者の演武を見て覚えることにした。いよいよ私の番。なんと審査員の中に、『剣道日本』付録のDVDや別冊でお馴染みの国際武道大学の教士八段の金田和久先生がいらした。金田先生の印象に残る演武になるよう、私はやる気満々。受審者5名の並びは、私がど真ん中となり、審査員に一番近い位置。今回も膝の痛みで事前に立ち技の申請を畠中先生にお願いしていたが、恰幅のある中年女子が前列ど真ん中なので、目立って避けようがないほど。心構えは、表情を変えない、技と技の間はしっかり間を置く、ミスしたとしても慌てない。二段審査のこの日まで、今年8回の稽古で臨んだ結果は合格。登録料8,000円を支払い、畠中先生と篤志会の先輩の皆さんにお礼を言って武道館を後にした。

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